お中元を贈る時期で、悩んだことはありませんか?
関東と関西ってお盆の時期が違いますよね。
お中元の期間は全国同じでいいのでしょうか。
それともお盆の時期に合わせて、変わるのでしょうか。
贈りそびれた場合、期間がすぎてから贈るのは失礼になるのでしょうか。
いただいた場合、お中元のお返しはすべきでしょうか。
このように一旦悩みだすと、次々と疑問が沸いてきますね。
知っているようできちんとは知らなかったお中元のマナーについて書いています。
お中元の時期はいつまで?
「お中元」として品物を贈る時期は、地域によって異なります。
贈るときには、贈り先の時期に合わせるようにします。
それでは、地域別にお中元の期間を確認しましょう。
東北・北陸地方 ⇒ 7月1日~7月15日
*能登地方 ⇒ 7月15日~8月15日
関東・甲信越地方 ⇒ 7月1日~7月15日
東海・関西地方 ⇒ 7月15日~8月15日
中国・四国地方 ⇒ 7月15日~8月15日
九州地方8月1日~8月15日
沖縄地方 ⇒ 【旧暦】7月13日~7月15日
*毎年お盆の時期が変わります。
お盆の3日間がお中元の期間となります。
2018年からのお盆は次の日程です。
2018年8月23日~8月25日
2019年8月13日~8月15日
2020年8月31日~9月2日
2021年8月20日~8月22日
2022年8月10日~8月12日
2023年8月28日~8月30日
地域によっては上記期間と異なる場合もありますので、
ご注意願います。
その場合は、7月上旬からお盆の時期までと考えれば大丈夫です。
九州地方は8月上旬からお盆の時期まで。
沖縄地方はお盆の日程を確認してください。
お中元の時期を過ぎたら?
お中元を贈ろうと思っていたのに、うっかり時期を逃してしまうことってありませんか?
特に贈り先のお中元期間が短いと、贈りそびれることもおきてきます。
贈る品物によっては、旬の時期とお中元の期間がずれてしまったり。
私の場合は、果物を贈ることが多いのですが、
最適な食べごろ状態で贈るため、贈る時期がお中元期間と合わないことがあります。
このように、お中元の時期に間に合わない場合は、のし書きの名目を変えてお贈りします。
・7月16日~立秋(8月7日前後)「暑中御見舞」「暑中御伺」
・立秋~ 「残暑御見舞」「残暑御伺」
その他の地域
・8月16日~9月上旬 「残暑御見舞」「残暑御伺」
目上の方へは 『御見舞い』ではなく『御伺』を使います。
「見舞う」ということは、見舞う方が優位に立つことになり、失礼にあたるのです。
ちょっとしたことですが、のし書きの名目の違いも知っておきたいですね。
お中元のお返しのマナー
お中元を頂いた場合のお返しはどうしましょう。
原則的には、お返しは不要です。
まずは戴いたことへの御礼をていねいに伝えましょう。
最近は、郵送や宅配で届くことが多くなりました。
受け取ったら、すぐにお相手に受け取ったむねの電話を入れます。
送った側は、届いたかどうか、受け取ったかどうかを気にかけているものです。
そして、あらためて御礼状を書くのが相手へのマナーです。
電話だけでお礼をすますことがありますが、お礼状を書く方が、より丁寧で相手に誠意を尽くすことになります。
また、お品をお返しする場合は、
少し日にちをおいて時期をずらしたうえで、
「暑中御見舞」、「残暑御見舞」の形でお返しすることをおすすめします。
金額的には、いただいたものの半額程度が一般的な相場のようです。
同等のものをお返しすると、「今後お中元は不要です」という意味になりかねません。
相手を気遣う気持ちをどのように表すか、が大切ですね。
まとめ
お中元を贈るのに、デパートやスーパーから宅配で送ったり、通販を利用するケースの方が多くなりました。
配送状況によってはお中元の期間に間に合わない可能性もあります。
そのためもあり、お中元を早めに届ける傾向にあるのでしょう。
お中元の早割も影響しているのかもしれませんね。
*贈り先のお中元時期がいつまでかわからない場合は
7月上旬 に届くよう手配する
九州地方へは・・8月上旬
沖縄地方へは日にちを確認して手配
*お中元時期が過ぎて送る場合は
「暑中お見舞い」
「残暑お見舞い」とする
*お中元を受け取ったら、
受け取ったむねの電話連絡
お礼状を出す
お中元は、日ごろお世話になってる感謝の気持ちをあらわしたものです。
その意味でも、お返しを期待するものではないですね。
相手が、もらって気を遣わないような品物を贈るのが
マナーともいえるのではないでしょうか。