洗濯機のにおいの原因とカビ臭対策はこれ!使い方の基本とは?

洗濯機のふたを開けたときに、ムッと臭いがすることはありませんか?

それがカビ臭だったら・・ぞっとします。

洗濯槽に、カビ菌が繁殖してるということですから。

我が家では、特に梅雨時がひどくなります。

色々試して、今はやっと洗濯機からのにおいがしなくなりました。

調べたことと体験から、洗濯機のにおいの原因と対策、予防法をお伝えします。

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洗濯機のにおい

洗濯機を使おうとして蓋を開けたときに、プンッとカビのにおいがすることがあります。

洗濯槽がカビで汚れてて、その臭いなのだと思っていました。

内部はカビだけではなく、髪の毛やヘドロのようなものがこびりついてる写真をみたこともあります。

もしかすると、我が家の洗濯槽も同じ状態なのかもしれません。

考えただけで、ぞっとしますね。

洗濯機のカビ臭について調べてみました。

実はカビ菌によるものではないのだそうです。

においの原因

悪臭の主原因はマイコバクテリウム属の菌で、この菌が増えることで悪臭成分である硫黄化合物を発生していると考えられています。

マイコバクテリウム属の菌は、主に土壌や河川に生息しているもので、条件がそろえばカビ菌以上の速度で増殖します。

増殖の条件は、湿度70%以上温度29~33℃と栄養です。

洗濯槽からカビ臭やドブのようなにおいがするときは、この菌がなんと8千万個以上も住み着いているとか。

8千万個と数で聞いてもイメージつきませんね。

トイレの便器と同じ位の数です。

知って、びっくり! 
恐ろしい例えですが、これが現実です。

それ位、洗濯槽は汚染されやすいということです。

どうしてこれだけの菌が増殖するのか、洗濯機内部の湿度の推移です。

洗濯中 ⇒ 湿度 100%

洗濯物を取り出した後 ⇒ 湿度 60%

お風呂から上がった後 ⇒ 湿度 95%(浴室からの湿気が影響)

しばらく70% を維持

マイコバクテリウムが増えて環境を作り、カビ菌が住み着く。。

カビも、温度が5℃~35℃前後であれば、付着した表面の栄養と水分を利用して発育します。

洗濯機はまさに細菌にとって最高の環境ということです。

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カビ臭対策

カビ臭が実はカビが原因ではなく、マイコバクテリウム菌ということはわかりました。
(カビ菌が居なくても、あの嫌な臭いはします。)

では、においの発生を抑えるための対策を見てみましょう。

マイコバクテリウムは湿度70%を超えると増殖が進みます。

湿度が低いと、活動が抑えられます。

湿気対策が要となります。

*洗濯後は、蓋を開けて内部の湿気を逃がす

*洗濯機の乾燥機能、あるいはメーカー独自のメンテナンス機能があれば、活用する

洗濯機の内部をできるだけ乾燥させておくことで予防になります。

これなら、できます。

注:小さなお子さんのいるご家庭は、ドラム式洗濯機の蓋の開けっ放しは危険ですので、充分に注意してくださいね。

また、洗濯前後の衣類に関しても注意が必要です。

*洗濯前の衣類を洗濯槽に入れておかない

*泥汚れは、洗う前にできるだけ落としておく

*洗濯が終わった衣類をそのまま長時間入れっぱなしにしない

汗や皮脂、泥がついた衣類は絶好の繁殖場所になります。

湿ったタオルが臭うのは、このマイコバクテリウム属の菌が増えて悪臭成分を発生させていたのです。

菌を洗濯機内に持ち込まない、増殖させないことが大事です。

特に、気温と湿度が高くなる梅雨時から夏、台風シーズンは、注意が必要ですね。

洗濯機の使い方の基本

電化製品って、取り扱い説明書を読まないで使っていませんか?

読まなくても、おおよその使い方はわかります。

自己流で使って、それが雑菌やカビを増やすことにつながっていたりします。
(私が、そうでした。反省!)

洗剤の分量を守る
多すぎても洗浄力は落ちます。
洗濯槽についた溶け残りがカビや菌の餌となり増殖の原因となります。

柔軟剤の分量・投入口を守る
洗剤と時間差で自動投入となります。

月1回はお手入れをする
洗剤や柔軟剤の投入口に残りカスがあれば、しっかり落とします。
歯ブラシなどを使って奥のほうまで。
洗濯槽のふちの汚れは、タオルを割りばしにまいて拭くときれいになります。
外せるパーツははずしてきれいにします。

月1回は洗濯槽クリーナーなどで、隠れた汚れを除去
どうしても、使っていれば汚れはつきます。

洗剤の溶け残りですが、
量が多すぎる場合
水が冷たすぎる場合
が考えられます。

溶け残りを確実に防ぐためには、お湯で溶かして入れることも有効です。

まとめ

毎日のように使っている洗濯機、洗濯槽の内部までは見えません。

見えないからこそ普段のお手入れが大切だと感じました。

我が家の洗濯機のカビ臭は、蓋を開けておくこととエコ洗剤に変えたことで、軽減しました。

実は、↑ これだけ。

このふたつだけでも、イヤなカビ臭はなくなりました。

臭いがなくなったからと言って、カビや菌がきれいになったわけではありません。

定期的なお手入れはやはり必要です。

基本的なことを守って、お手入れをマメにすることで、気持ちよく効率的にお洗濯したいものですね。

まずは、できることから始めてみませんか。

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