狸の捕獲に箱罠設置 翌朝見ると二ホンアナグマが!(体験談)

街中の住宅街に狸が出没します。

私はまだ出会ったことはないのですが、父は庭先で顔を突き合わせた、とか。

「ぷくぷく太って、まあるい目が可愛らしい」

・・なんて、悠長なことは言っていられません!

日中堂々とマンションの駐車場に姿を現します。

近所のお宅の床下に潜り込んで住み着いてるとも聞きました。

家庭菜園を荒らして被害も出ています。

市役所に所用で出かけたついでに、狸の駆除について相談してみました。

その顛末を書いています。

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狸の駆除要請

我が家は自然の豊富な山間の町の中心部にあります。

町の中の住宅街ではあっても、家庭菜園もあちらこちらにあります。

少し行くと田んぼも畑も果樹園もあります。

そんな環境だから、当然イタチはいるでしょう。
タヌキが居ても不思議じゃないです。

まして、空き家や廃屋もあるので、棲み処には困らないはずです。

実際にはイタチもタヌキも見たことはないですが、話には聞いていました。

父は何度か顔を合せてます。

狸は本当に愛らしい顔なんですって。

でも、我が家の菜園もタヌキの被害にあっています。

昨年トウモロコシを作って、念入りにネット柵を張り巡らせたのですが・・。

全滅! 一本残らず、やられました。

どこから入るのか、父と狸のトウモロコシ抗争は、父の完敗でした。
(今年は、悔しいので作らず。笑)

どこかに棲みついているのはわかっても、特定できないまま。

夜行性だというのに、今年は昼間も堂々と姿を見せるようになっていました。
それも丸々太って。

棲み処がわかれば、駆除をお願いできるのに。。

とりあえず市役所で、タヌキが出て困ってると相談しました。

「おぉ、対応が早い!」
直ぐに、地元猟友会員の方に連絡してくれました。

タヌキは有害鳥獣の指定があるので、駆除ができるとのこと。
これは自治体によって異なります。

野生の鳥獣は「鳥獣保護法」で守られているので、勝手に捕獲も駆除もできません。
飼育も法律違反になるので、注意が必要です。

捕獲・駆除するにも狩猟免許など数種類の免許が必要なのですね。

許可された人(ハンター)のみ、捕獲・駆除できるということです。

狸の捕獲用箱わな設置

猟友会のメンバーさんに、これまでの目撃情報などや場所を伝えました。

その後、出没する一帯を見て回った結果、庭から畑に続く場所の柵の一部が掘られている、と。

とりあえず、箱わなを設置することになりました。

狸は雑食なので、餌として食パンを使います。

餌釣り式の捕獲機(アニマルキャッチャー)を狸の通り道に仕掛けてくれました。

「猫が入ったりすることもある」、とのハンターさんの言葉。

猫なら助けてあげないとね。
(よく近所の飼い猫が庭に遊びに来ています。)

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箱罠に居たのはアナグマでした

翌朝早くに見に行ってみると・・動物が掛かっている!

といって、狸のようでもないし・・もしかして「ハクビシン」でしょうか。

檻の中でおとなしく座っています。

離れた場所から写真を撮って、画像検索してみました。

すると、なんとアナグマ。
色からすると、二ホンアナグマのようです。

「すごいっ!」
いきなり捕獲成功です。

ハンターさんに連絡。

二ホンアナグマとは!? 
近所の人たちも、初めての対面でした。

爪が鋭く危険なので、絶対に手をださないようにと注意を受けました。

捕獲したアナグマの処理は?

私の住む地区では、アナグマは有害鳥獣の指定から外れている、とのこと。

つまり、殺処分はできないのです。

で、どうするのかと思ったら・・山に放してくると。

野生動物を有害鳥獣とみなすかどうかは、自治体によって扱いが異なるのです。

餌を求めて山から里の町まで降りてきただろうこのアナグマは、また山に帰されました。
(町で産まれた二世かもしれませんが。)

『アナグマの肉はイノシシよりずっと美味しい』と人気があるようですが、命拾いしましたね。

生きている姿を見てるので、とてもジビエ料理として出されても口にはできそうにありません。

まとめ

結局、姿を目撃されている狸はまだ捕獲されてません。

檻(箱わな)は引き続き仕掛けてもらってます。

庭や菜園を荒らされて迷惑しているので、「何とかしてほしい!」が本音です。

狸ではなくアナグマが荒らしの犯人だったのでしょうか。

どちらも見た目かわいいので、ちょっと複雑。

なんとか、うまく共存できると良いのですが。。。

【追記 9/28】
その後、狸が捕獲されました。

何度か目撃されている狸かどうかは不明です。

狸捕獲の記事はこちらです。

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