クサギカメムシの生態と活動時期は?効果的な駆除方法はあるの?


ハットウジ、ハトオジ、ヘコキムシ・・として覚えていた名前の昆虫。

その呼び方は方言で、本名「カメムシ」だったのですね。

いえ、カメムシは総称なので、「クサギカメムシ」が本名でした。

茶色で、洗濯物にくっついてきて、網戸の隙間から内側に入ってきて、夜になると電燈の下でブンブン勢いよく飛び回って・・

目障り、耳障りなだけならまだしも、あの臭い攻撃たるや・・

あぁ、だから「屁こき虫」なんだ、と納得したのもつかの間。

引っ越して毎日目にするようになり、存在自体がすごいストレスです。

もう、我慢の限界!  

なんとか家への侵入を食い止める方法はないのか、情報を集めてみました。

ここでは、茶色のクサギカメムシに関して書いています。

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クサギカメムシの生態

日本で最も多く見られるカメムシがこのクサギカメムシで、全国に広く生息します。

豆類と果樹の害虫として知られている農業害虫であり、悪臭で不快感や時には健康被害を引き起こす衛生害虫でもあります。

成虫の活動場所は主に農耕地(農作物)で、繁殖場所は山林となるため発生源での駆除は難しいとされています。

家屋へ浸入してくるのは越冬のためで、寒さを防げる場所として来るのです。

危険を察知すると発する強烈な悪臭は、トランス-2-ヘキセナールを主成分とするもの。
これには毒性があり、別名「青葉アルデヒド」とも呼ばれています。

自己防衛のために発するこの臭いは、密閉した容器の中では己自身をも死に至らしめる程強いもので、相手への警告だったり、攻撃を目的とするものです。

また、仲間同士の合図として小出しすることもあるのだとか。
カメムシにとっては、臭いが一種のコミュニケーション手段でもあるのですね。

クサギカメムシの活動時期

クサギカメムシは4月ごろ、気温が15℃以上になると活動を始めます。

温暖期には野外で生息し、気温が下がってくる11月ごろ越冬の準備を始めます。

家屋に浸入してくるのも寒さを防げる場所を求めての行動のようです。

4月ごろ活動開始し、付近の樹木に飛来して交尾します。
5月下旬~6月上旬、クサギなどに産卵します。
幼虫は6月中旬から見られ、新成虫は8月中・下旬から出現します。

寿命は1年くらいで、秋口に新しく生まれた成虫が越冬し翌年春に産卵して一生を終えます。

クサギカメムシが人の生活に直接関わってくるのは年に2回で、春と秋
家屋での越冬から目覚め活動を再開する時期、そして越冬の前準備で侵入してくる時期ということになります。

クサギカメムシは夜行性で、夜灯り目指してブンブン飛び回ります。

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カメムシ 駆除方法

クサギカメムシはクサギなどの樹木に産卵するため、発生源での駆除が難しいと先に書きました。

家で見つけたものから駆除していっても、次々に飛来してくるため、とても間に合いません。

基本は、屋内に侵入させないことです。

ただ現段階では、侵入を防ぐ決定打がないことも事実なのです。

少しの隙間を見つけて入ってきます。

一例をあげると、
カメムシは、窓サッシ下部の水抜き部分からも入ってきます。
窓からの侵入を防ぐには、目張りが必要なのかもしれません。

家じゅうの窓をふさぐ、なんてことは到底無理ですし、したくもありません。

また、あの臭いをださせないためには、一撃で仕留めることが大事。

へたに攻撃して臭いを出されたら、部屋中に蔓延してしまいます。

現在様々なタイプのカメムシ用殺虫スプレーが販売されていますね。

室内で使用できるとは言え、個人的にはあまり頻繁には使用したくありません。

というのも、虫の種類別に殺虫スプレーを揃えるということに抵抗を感じるのです。

私は、見つけるとそっと捕まえて外に逃がすなのですが、一度に数匹目にすると、イラッとして優しく対処はできません。

今年は、真剣にカメムシ対策してみることにしました。

考えられる対策は次の通り。

網戸対策
網を防虫忌避素材に替える
網戸に防虫スプレーをかける

ミントや日本ハッカの鉢植えで対策
玄関外・窓外などカメムシの侵入経路に鉢植えを置く

ガムテープで駆除
ガムテープにくっつけて丸めて駆除

ペットボトルで捕獲駆除
ペットボトルに落として駆除

ペットボトルを使った方法は、「カメムシキャッチャー」で検索すると画像が出てきます。

カメムシのために道具を準備して置いておくのもウザく感じられて、一匹ずつそっと外に連れ出してました。

今年はそんな悠長なこと言ってられない位に頻繁に目にします。

効果あるとされる方法を試してみます。

最後に

カメムシについて、知っているようでその実態はほとんど知りませんでした。

一年中目にはするのですが、なんでこんなところに・・という意外な場所で発見したりで。

思い起こしてみると、「越冬」していたのですね。

一匹二匹なら許容範囲でも、まとまっていると思わず「ぎゃ~」と叫んでしまいます。

また、昨年の夏のこと・・

洗濯したジーンズの中に一匹潜んでいて、知らずに潰してしまったことがあります。

ひざ上あたりだったのですが、臭いはもちろんのことチクチク皮膚が痛かったと記憶しています。
毒性があると知って、納得。
数日間、かぶれたようになり痛みが続きました。

調べてみると、カメムシの中にも益虫とされるものもいます。

が、普段目にするクサギカメムシは人にとってはイイところなし。

できれば、お付き合いしたくありません。

家に無断で侵入してくるな!って言いたいです。

どのような対策が本当に効果あるのか、今後実際に試してみてわかったところを追記していくことにします。

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