脱水症は、熱中症の症状のひとつです。
まずは脱水症にならないように、気を付けることが大事です。
お水を飲んでるから大丈夫・・と、言えないところが怖いですね。
夏の高温で汗をかいたら、汗とともに失ったものを補うことが必要だということです。
脱水症の見分け方
自分では気づきにくい脱水症です。
特に、高齢者や幼児は脱水弱者なので、近くにいる人が気を付けてあげることが大事です。
・元気がなく、普段に比べ表情が乏しい
・手が(皮膚が)べたつく
・めまいやふらつき
・足がつる
等が見られたら軽度の脱水症の疑いがあります。
経口補水液の摂取が有効です。
2時間ほどで回復してきます。
脱水症に自覚症状はある?ない?
脱水症になるとき、まえもっての自覚症状はほとんどありません。
自覚症状なく、いきなり不調をきたすので危険なのです。
息が荒い
頭が真っ白になる
上記は叔母の体験です。
薄曇りの蒸し暑い日に草取りをしていて、立ち上がったらふらつきしゃがみこんだそうです。
異常を感じて、救急車を要請。
「マメに麦茶を飲んでいたので、まさか脱水症をおこすとは・・」
経口補水液の作り方
経口補水液の作り方です。
作ったら、冷蔵庫保存で、一日で飲み切るようにします。
夏場に大量の汗をかきナトリウムを多く失った場合に限ります。
* 塩 ・・ 3g
* 砂糖 ・・ 40g
*レモン果汁 ・・ 少々
砂糖は水分と塩分を体内に吸収させやすくする働きがあります。
一見すると砂糖が多いように感じられますが、この分量で作ることが大事です。
市販の経口補水液や経口補水ゼリーを冷蔵庫にストックしておくことをおススメします。
経口補水液の摂り方
・体調がすぐれないとき
・(着替えたくなるほど)大量に汗をかいたとき
・食事を抜いたとき(500mlを1本)
(食事で摂れる水分塩分が不足するため)
や、脱水症が疑われるときには経口補水液の摂取が有効です。
まずは50~150mlをゆっくり飲んで、1~2分間して、さらに50~150mlをゆっくり飲む。
まだ飲めると感じたら、さらに50~150mlを繰り返す。
ゆっくり自然な飲み方がコツです。
脱水状態によって、飲めるようなら、ごくごく飲んでも構いません。
(胃腸炎での下痢やおう吐のときほど、少しずつ摂る必要はありません。)
まとめ
脱水症は夏場だけのものではありません。
暖房を使う冬場も起こり得ます。
また、季節の変わり目(春から夏にかけて)も外気温の上昇に身体がついていかなくて脱水症をおこすこともあります。
一年を通して気をつけたいですね。
めまい、足がつる、手がべたつく
これらの症状は自分でもわかります。
おかしいと思ったら脱水症を疑ってみることも必要です。
脱水症予防には
・継続的に水分補給
・適度に休憩。
・水分が取れないときは活動を控える
「自分だけは大丈夫」という過信は禁物です。