わらび採りは、我が家の春のイベントのひとつです。
夜明け前に出かけて、夜明けとともに採集。
朝飯前のひと仕事です(笑)
朝早く出かける理由の一つは、虫や蛇がでにくいから。
雨のあとや蒸し暑い日には、ブト(ブヨ)がでるので要注意です。
そんな思いしても、わらび採りは楽しいですよ。
わらびは繁殖力が強く成長が早いので、午後でもたくさん収穫できます。
わらびの旬はいつ?
わらびは日本全国で採れます。
アオワラビ系、ムラサキワラビ系、その中間系の種類があります。
時期としては春から初夏が旬となります。
南から旬を迎えるので、九州は3月中旬ごろから、本州は4月から5月連休ごろ、東北は5月から6月上旬ごろ、北海道は5月中旬から6月中旬ごろと、徐々に北上していきます。
生産量の最も多い県は山形県で、国内産わらびの1/3を占めています。
わらびのあく抜きと保存方法
*一把ずつひもで縛っておきます。
*わらびの茎の下の部分を包丁で切りそろえます。
*大きめの鍋にわらびを並べて入れ、重曹(適量)を振りかけます。
*その上から、熱湯を回しかけます。
熱湯は、すべてのわらびが浸るようにたっぷり注ぎます。
*落し蓋をして、一晩おきます。(半日)
これで灰汁だし終了です。
水でしっかり洗って、調理します。
水を替えながら、一週間ほどの賞味期間です。
最近の情報では、
灰汁だしした汁につけたまま冷蔵保存。
調理前に水でしっかり洗います。
灰汁汁につけておくと、アオワラビ系のわらびの色(緑の茎)がきれいなまま保てます。
我が家では、去年からこの方法に変えました。
わらびは採る場所によって、長さや太さ色が異なり味も微妙に違います。
緑色のわらびの色を保つには、灰汁汁で保存が効果あります。
重曹が多すぎるとわらびが柔らかくなりすぎるので、注意してくださいね、
*冷凍保存可(4~5cmに切っておく)
わらびを使ったレシピ
しっかりと水で洗ったうえで調理します。
我が家で、好評のわらびのメニューです。
★わらびの卵とじ★
・4~5cmに切り、好みの味に煮つけて卵でとじる。
定番レシピですね。
★わらびのお浸し★
・4~5cmに切り、つゆの素(醤油)をかける。
・わさびを添える。
(わさびを溶いたつゆの素をかけてもOK)
ちょっとした箸休めにぴったりです。
★わらびの漬物★
・材料をすべて4~5cmの長さに切る。(または千切り)
*わらび
*きゅうり
*にんじん
*たくあん
*生姜
*数の子(なくてもOK)
*ブンセン 塩っぺ
↑ 味の決め手です。
・すべての材料を混ぜ合わせる。
・味付け不要。
塩っぺが丁度よい味に仕上げてくれます。
ごはんが進みます! おいしいですよ!
大好評レシピです。
★わらびの酢漬け★
・4~5cmに切り、水を切っておく。
・熱湯消毒して乾かした空瓶にわらびを入れらっきょう酢を注ぐ
【常温で一年以上保存可】
箸休めにしても良いですし、ちらし寿司の具にもこのまま使えます。
小分けして、お使い物にも最適!
大好評レシピです。
どれも簡単!
山菜そばやわらびのお味噌汁も、欠かせませんね。
さいごに
ふきのとうを見つけて、タラの芽がでて山椒の葉が出てきて・・
桜が咲くようになったら、いよいよ蕨の季節です。
わらび採りに行くと、山桜や山藤が見られたり自然を満喫できます。
ちなみに、市場に出回っているわらびの約75%が中国やロシア産の輸入わらびとご存知でしたか?
10年前(平成20年)のデーターで、国内産わらびは1207トン、輸入わらびは3805トン、とのこと。
山菜も輸入ものの方が多いとは、びっくりでした。
自然の恵みに感謝しつつ、春の味をいただきます。