食中毒対策には料理の保存方法が大事!そのポイントとコツを紹介します

梅雨からの季節、食卓をあずかる者として最も気をつけたいのが食中毒です。

作った料理をそのまま室温で置いているだけで、数時間後には腐敗しているなんて怖すぎますね。

料理を適切に保存するには、ちょっとしたコツがあります。

ここでは保存にスポットをあてて書いています。

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食中毒対策と料理

食中毒対策として、もっとも良い方法は、

食材は使う分だけを、新鮮な状態で買ってくる

調理したら、すぐに食べる

作りすぎない、余らせない

ことでしょう。

でも、あまり現実的ではありませんよね。

・食材はお買い得な時にまとめ買いをしておきたい。

・作り置きしておきたい。

・余ってもまた食べるから問題ない。

煮込み料理や煮物はじっくりと一晩寝かせたほうが味が染みこんで美味しくなります。

帰宅が遅くなる家族の食事は、あらかじめテーブル上に用意しておきたいです。

でも、この室温での料理の放置が、菌を繁殖させているかもしれないのです。

食中毒を引き起こす菌の多くは気温15~40℃で増えます。
特に気温(室温)が30℃を超えると活発化します。

料理を室内で放置した場合、冷めるときにこの菌の繁殖しやすい温度帯をゆっくり通過することになるのです。

菌は繁殖しても臭いがしないので、油断してしまいがち。

大事なことは、短時間で冷やして保存です。

料理の保存方法

荒熱を手早く取る方法

短時間で冷やすためには、次の方法をおススメします。

【氷水を使う】
煮物やカレー鍋は氷水を張ったボウルに漬けて、お玉などで中身をかき混ぜながら冷まします。
短時間で温度を下げることができます。

【保存容器を使う】
保存容器に小分けにすることで早く冷ますことができます。

【大皿を使う】
炒め物などは、大きいお皿に広げて熱を逃がします。

もちろん作りたてで食べることが基本です。
作り置きする場合は必ず荒熱を取って冷ましてから冷蔵庫や冷凍庫で保存します。

冷蔵庫は詰め込みすぎないように、間を開けて冷気が通るようにします。
逆に冷凍庫は、びっしり詰めた方が省エネになります。

解凍方法

解凍する時にも菌を増やさないコツがあります。

冷蔵庫内に移して解凍

または

冷凍のまま鍋や電子レンジで一気に加熱

室温での自然解凍は、菌が繁殖する危険性があるので避けた方が無難です。

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食中毒対策のポイントとコツ

【食中毒予防の3原則】というものがあります。

食中毒菌を
*つけない ・・ 手洗い、手指・調理道具の消毒、殺菌、洗浄
*増やさない ・・ 冷蔵・冷凍保存
*やっつける ・・ 加熱

保存時には菌を増やさないことがポイントです。

菌やウイルスにはたくさんの種類があり、それぞれ活動温度や特徴が異なります。
(加熱で死なない菌やウイルスもあります。)

まとめ

高温多湿の時期には、料理は短期間で食べきることが大事です。

作り置きする場合、少し濃いめの味付けにすると日持ちが良くなります。

冷蔵庫を過信しないことも大事ですね。

冷暖房器具が発達したおかげで、家の中では一年通して快適な温度で過ごせるようになりました。

それに伴い、食中毒対策も夏だけのものではなくなっています。

また食中毒の原因には、冬に猛威をふるうノロウイルスのようにウイルス性もあります。

日ごろから「つけない・増やさない・やっつける」を意識しておきたいものです。

そして習慣づけが大事。

調理前の手洗いと同様に、調理済みの料理は放置しないこと、適切な保存を習慣にしたいですね。

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