ニラに黒いアブラムシが・・対策と駆除方法について紹介します


ニラにあまこがいっぱいついてしまいました。

「あまこ」はどうやら方言で、アブラムシのことを指します。

アブラムシにもたくさんの種類があるのですね。

色もさまざまで、黒や薄緑や・・。

ここでは、ニラにつく小さくて黒いアブラムシについて書いています。

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ニラにつく黒いアブラムシとは

ニラにつくアブラムシは、「ネギアブラムシ」という種類です。

文字通り、ネギ類(ネギ、玉ネギ、らっきょう、ニラなど)だけに発生するアブラムシです。

繁殖力が旺盛で、ネギやニラなどの葉や花に数百~数千匹のアブラムシが群生して汁を吸います。

被害を受けた葉は成長がとまり、株全体が枯れてしまったりすることもあります。

また、ネギ萎縮病ウイルスを媒介し、感染すると葉が萎縮します。

ネギアブラムシは体長が1.7~2.2㎜で黒色で全体に光沢があります。

羽のない成虫(無翅型)と羽のある成虫(有翅型)の2種類いるようですが、とても肉眼では見分けつきません。

このネギアブラムシは4月ごろから寄生し、6月に最も多く発生します。
降水量が少ないと、発生が助長される傾向にあるようですね。

夏季には一旦姿を見せなくなり、10月~11月に再度増殖します。

メスだけの単為生殖で増え、成虫は毎日5~7匹の幼虫を産み、一生に70匹以上産みます。

幼虫は7~10日で成虫になり、とても速いスピードで成長します。

寄生密度が高くなると有翅型が発生し、飛んで移動分散します。

実は、ネギアブラムシの生態に関しての詳細は、まだよくわかってないようです。

羽があってどこから何を目標にして飛んでくるのか・・

発生源を特定できない以上防ぎようがないのですが、繁殖力が強いので、数匹見つけたら即駆除するなり対策が必要となります。

ニラのアブラムシ対策

我が家では、ニラは畑の端に地植えしています。

ニラは病気や害虫に強く、基本放置でも育てやすい野菜と言えます。

成長が早いので、食べる分だけ刈り取っています。

このところ気温があがり、ニラも一気に育って蒸れてしまいそう。
少し間引くか刈り取るかした方がイイのかな、と思っていたところでした。

ふと見ると・・黒く艶やかなあまこ(アブラムシ)が。

場所によっては、もうびっしり状態です。

全体に広がらないうちに、とりあえず刈り取っておきました。

(まだ完全に駆除したわけではありません。)

手袋はめて処理しましたが、手袋はアブラムシで濃い紫色に染まってます。

ところで、ネギアブラムシはどうしてニラに寄って来たのでしょう。

今回はニラが過密状態になってました。
また畑に水まきもしていたので、過湿状態だったかもしれません。

地植えにして3年。連作障害も懸念されます。

どちらにしろ、ニラ自体が弱ってたということでしょう。

アブラムシなど害虫は、元気な力のある苗にはつかないようです。

ニラのアブラムシ対策として気を付けたい事は

*過肥料にしないこと

*過密植にならないこと

*過湿状態にしないこと

キラキラテープもアブラムシの忌避効果があります。

対策のひとつとして、うまく活用したいですね。

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ニラのアブラムシ駆除方法

プランター栽培など、比較的少量の場合

【牛乳スプレー】
そのまま、あるいは10倍位までに薄めたものをスプレーします。
膜が貼り、アブラムシが窒息死します。
その後、ジョウロ等で葉をきれいに洗い流します
(牛乳が残っていて、カビやコバエが発生したケースがあります。)

【洗剤水スプレー】
水500mlペットボトル1本+油2、3滴、台所用洗剤2、3滴 でスプレーします。
その後、ジョウロ等で葉をきれいに洗い流します

【粘着テープ】
アブラムシを見つけたら、即 粘着テープを使って直接駆除します。
(強力なものはニラを傷めるので、注意が必要です。)

【ブラシ】
柔らかい歯ブラシなどを使って、アブラムシを払い落とします。
(落とす前に下に紙などで受ける工夫が必要です。)

地植えやプランター栽培で多量の場合

アブラムシが多量についた場合は、全てを駆除するのは難しくなります。

一旦刈り取って、残ったアブラムシは害虫スプレーなどを使って駆除。

新しくニラが育つのを待つことをおススメします。

天然由来のものです ↓↓

パイベニカVスプレー

まとめ

ニラにつくアブラムシは「ネギアブラムシ」。

アブラムシがつきやすいものと思って、日ごろの観察が大切ですね。

早い段階なら、駆除もしやすいです。

肥料や水は与えすぎないようにして、風通しよい環境で育てるようにします。

もしアブラムシがついてしまったら、早い内に刈り取って食べてしまいましょう。
水で洗い流せば問題なく食べられます。

農薬は使いたくないので、自然のままで野菜を育てていますが、

一本は野菜用の天然成分の害虫スプレーを持っておいても良いかもしれませんね。

状況しだいで使ってみようと思っています。

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コメント

  1. 安部博司 より:

     色々と有用な情報ありがとうございます。
     ドクダミですが、我が家にも生えています。昨年、家内は化粧水を作っていました。私は、花粉症で酷くなると蓄膿症になります。そんな時に蓄膿にドクダミがいいというSNSを見ました。方法は簡単でドクダミの葉っぱを2枚ほど細かく切り裂き、においが強く出るようにして、丸めて鼻の穴に詰めるのです。詰め方は緩めに。鼻で息ができるようにします。そのまま30分。見事に鼻がよくなります。耳鼻科に行くとすぐに抗生剤を処方されます。それが嫌で試してみてよくなりました。
     今年は花粉で鼻がずるずるしだした頃に行いました。酷くならず今年はよかったです。