夏は浴衣と下駄、二人おそろいでデートデビューしたいですね。
ひとりよりふたりの方が、粋ですよ。
最初は浴衣が着崩れしたり、下駄が歩きにくかったり鼻緒擦れ起こすかもしれません。
それもふたりだけの楽しい思い出にしちゃいましょう。
夏が終わるころには、すっかり浴衣を着こなす素敵なふたりになっていますよー!
浴衣でデート
ここ最近、若者が浴衣でデートする姿をよく目にします。
微笑ましくてイイですよね。
また、熟年層の浴衣姿も見かけますが、さすが着慣れた感があってカッコいい!
浴衣着用で、割引クーポンがもらえたり、入場券の割引があったり・・魅力的なイベントがたくさんあります。
夏の花火大会には、浴衣で行きたいですね。
‥と言っても、大勢の人でごった返す場所に慣れない浴衣と下駄で出かけるのは、おススメしません。
浴衣だと身体の動きが制限されてしまうので、洋服を着ているようには動けないからです。
また洋服を着ている時と同じ動きをすると、浴衣の着崩れの原因となります。
和装と洋装では、手の揚げ方や歩き方など身体の使い方が異なるということを意識しておきましょう。
ふたり揃って浴衣を着るメリットは、お互いの状況を理解しやすいってことです。
歩くペースを合わせるとか、足は痛くないかなとか気遣いしやすいですから。
ゆかたを着ている女性は、小股の内股で歩くようになるので、いつもの2倍の時間がかかります。
彼女をエスコートする男子は、事前準備をいくつかしておくと頼もしさアップです。
浴衣の着崩れ 対処法
ゆかた帯は、思う以上に緩みやすいです。
ちょっとした対処法を知っておくと、イザというときに慌てずに済みます。
その前に・・
浴衣の着崩れをおこすのは、着付け方のほか、身体の使い方に問題があることが多いように思います。
最初にきっちり着付けておけば、そうそう着崩れるものではありません。
男女ともに身体の補正をしてから着付けます。
メリハリ部分にタオルなどを当てズンドウになるように補正します。
*裾割り(すそわり)をする
足を肩幅に開いて裾まわりを左右に開くように、2~3回膝を曲げ伸ばしします。
その後、上前と下前を整えます。
裾の動きをラクにし、着くずれも防ぎます。
*歩き方
歩幅が大きくなれば、前裾が乱れます。
普段の半分の歩幅で歩きます。
*座り方
椅子に深く腰掛けると、浴衣が引っ張られてお尻のあたりにシワが出てきます。
背筋ををのばし、浅く腰掛けるようにします。
背もたれには寄りかかりません。
*トイレ使用時
一枚ずつ(浴衣、下着)裾からそっと捲りあげて帯のところでクリップ止め。
一枚ずつそっと戻します。
大きく体を動かすと、それだけ着崩れしやすくなります。
腕を上げるときには、二の腕を見せないように肘から曲げるようにします。
浴衣の着崩れの直し方
*帯が緩んできた
ハンカチをたたんで、帯の胴の部分と結び目の間に差し込めば応急処置になります。
衿元が乱れてきた
下前は身八つ口から手を入れて襟を引っ張ります。
上前は帯の下で引っ張って直します。
背中側も確認して、緩んでいたら帯の下から引っ張っておきます。
浴衣の下駄が痛い
新しい下駄は鼻緒で擦れて痛くなりやすいのです。
まえもって鼻緒を手で揉んで柔らかくしておきます。
サンダルのように指の股で履くのではなく、親指と人差し指の中程で挟むようにして履きます。
突っかけてるイメージですね。
鼻緒は太くて柔らかい素材のものの方が擦れにくいです。
はなおジェルクッションを巻くのも擦れる予防になります。
最後に
浴衣で出かけるときには、予備のハンカチと鼻緒擦れに対処するための救急絆創膏を用意しておくことをおススメします。
また蚊除けスプレーとウェットティッシュを持っておくとイイですよ。
蚊は足のにおいに寄ってきます。
足裏を拭くことにより、蚊よけになります。
浴衣を粋に着こなして、素敵な夏を過ごしてくださいね。